2006年3月15日 (水)

博士の愛した数式 小川 洋子

CIMG0587 評判がいい小説なので、発売当初から気になって仕方なかったのですが、題名に私の嫌いな「数式」という文字が入っている事と、中身を覗いてみたら、なんやら見たこともない数式がかいてあるのとでずっと敬遠していました。

ある日、本屋で文庫本化されているのを見つけたときは迷わず買いました。

さて、読んでみると・・・面白いではないですか!!

数学なんて全く関係ありません。普通に小説として面白いです。

そもそも、数学の小難しい話と思っていたのは私だけですかね・・・。

博士のキャラが大好きです。こんな人だったら数学を教えてもらいたいと思いました。

昨日紹介した「センセイの鞄」の雰囲気にも繋がるところがあって、私の好きな部類の小説です。

これなら単行本のときに買っておいても損はなかったなと思います。

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白夜行 東野 圭吾

CIMG0585 今、ドラマ化されていますが、私が読んだのは4~5年前だと思います。

初めてこれを読んだときは、この本の世界にどっぷりはまってしまいました。

家に帰ったらすぐ本の表紙を開けて読んでいたのを覚えています。

本ではドラマとは違って男性側と女性側で全く話が別れていて、ラストにならないとその二人のつながりが何なのかが分からないようになっています。

だから余計に先が気になって仕方なかったのだと思います。

それとドラマではあまり思わないのですが、文章の書き方がうまい為か、本を読んだときはこの二人がすごく魅力的に感じました。

私の好きな本のベスト3には入ります。

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2006年3月14日 (火)

センセイの鞄 川上 弘美

CIMG0589 30歳後半の主人公が、高校時代の恩師とばったり出会い始まる恋の物語。

すごくまじめで几帳面なセンセイと主人公ツキコさんのやりとりは、なんだか心が和みます。

本全体が温かいヴェールに包まれているような、そんな感じがしました。

でもラストはとても悲しいです。

私はこの小説の中に好きなフレーズがいくつかあって、時々その部分を読み返します。

きっとみなさんもこの本の中に自分の好きなフレーズを見つけるとこができるのではないかと思います。

是非、一読していただきたい一冊です。

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夜のピクニック 恩田 陸

CIMG0584 最近読んだ本だけでなく、私が今まで読んだ本の中で選りすぐりの小説も少しずつ紹介していこうと思います。

この「夜のピクニック」は夜を徹して80キロを歩きとおす「夜行祭」という高校生最後のイベントの物語です。

私の高校には「夜行祭」というものはなかったのですが、高校3年のときって多感な時期なのでいろいろ思うことがありますよね。

どれだけ友達と話しても話したりなくて、無限に広がる未来の話をすると希望に胸が弾んで、修学旅行の夜なんかは今まで話していなかった秘密の話や好きな人の話をするのがすごくたのしくて・・・そんな気持ちを思い出させてくれる小説です。

読後感はすごくいいです。

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四日間の奇蹟 浅倉 卓弥

CIMG0581 私の苦手なファンタジーに挑戦してみました。

理由は私の好きな吉岡秀隆が映画の主人公を演じていたので。

初めのうちはなかなか事件という事件が起こらなくて、ちょっとイライラしました。

そしてやっと物語の中核に入っていき「まさか!?」と思ったのですが、思ったと通りの展開になって正直読む気が失せてしまいました。

と言うのも、私が大好きな作家の代表作と同じ展開だったので・・・。

まぁ、でも内容的には全く違う物語だしと割り切って読んでいくと、それなりに面白かったです。

舞台設定がすごく綺麗なところなので、それを想像しながら読むのも楽しかったですしね。

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K・Nの悲劇 高野和明

CIMG0580 前から気になっていた小説です。やっと文庫本化されたので買って読んでみました。

妊娠した妻の豹変は精神異常のためか、それとも幽霊の仕業なのか…?

精神科医の説明を受けて妻は精神の病気だと認めていた夫が、あらゆる惨劇や偶然の一致から、もしかしたら何かに取り付かれているのではと考えが変わっていくあたりが、なんとも言えない背筋の寒さを感じました。

それだけでなく、妊娠、中絶の問題としても考えさせら得る部分もあり、最近読んだ本の中で一番面白かった小説です。

次は同じ作家の「グレイヴディッガー」を読む予定です。

「13階段」を含め3冊目になります。

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